第一世代システム概要(2009.3~2016.3)システム構築の概要
SCS(Space Collaboration System)の代わりとなるシステムの構築。下記の要件を満たすシステムとする。
- 将来(5年先)でも普通に使えるシステムを目指す。
- 18大学の20拠点以上が同時に接続し、双方向の講義ができる。
- SCSでは同時双方向は限られた拠点数だけであった。
- 高品位の映像、音声でカメラ映像と資料映像を同時に伝送する
- SCSではアナログテレビ程度の品質であったため、高精細な資料映像を伝送できなかった
- HD品質映像で送受信する
- なめらかな(30fps)映像はメイン映像でしか送出できないため、映像入れ替えできる仕組みを構築
- 大教室への対応
- 講師がローカルで拡声用マイクを使うと音の回り込みが起こってしまうことを防ぐ仕組みを導入
- タッチパネルの利用とシステム自動化
- タッチパネルの利用で各機器付属のリモコンを使用しないで操作可能なシステム
- 当初はタッチパネルを使う場所が想定できないので、移動できる無線式
- 予約システムからの自動化で各拠点の機器の自動制御
- 予約して拠点にいけば遠隔講義が開催できる状態、終了時間には自動でシステム立ち下げ
- 講義の録画も予約システムから可能
- 通常テレビ会議システムでは遠隔地の1台のカメラしかコントロールできないが、遠隔地の複数台のカメラコントロールを可能にする(予約遠隔講義開催時)
- 録画映像の変換サーバも用意し、取扱やすいフォーマットへ
- 6月と11月の集中講義の模様の記録DVDの作成等に利用
- 他のテレビ会議システムとの接続
- 地域貢献や国際交流、企業との産学連携等での利用のため、オープンなシステムに
- 業界標準のテレビ会議システム(Polycom, Tanberg)と相互接続可能にする
- 運用、保守費の低減
- 各拠点に対して遠隔監視、状況把握
- 毎日2回以上、拠点のコントロールシステムへの疎通を自動診断
- 疎通が無い場合には、各拠点へ保守業者が連絡することにより講義開始前に手配する
- 拠点によってはプロジェクタランプ時間の管理
- 保守業者からタッチパネルの遠隔操作による支援
- Webカメラ併用によるスクリーン等表示の確認、トラブル時の対応
- 毎年6月と11月の一斉遠隔講義のサポート
- 主幹と遠隔サポートにより機材に起因するトラブルを最小限にする
- 何か起こった場合に技術的にすぐに修復可能か否かを判断できる
※ 開札結果(総合評価基準): 2008年 株式会社 映像センターが落札
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