システムの特徴・利用例

主な特徴

    1. 多地点をHD品質で双方向に結ぶ
      • 同時に全国18の国立大学法人20拠点以上を同時に接続
      • 同時2画面伝送(カメラ映像とPC等の資料映像)
        • 資料を鮮明に伝送し表示する(地図や写真を活用した講義が多いため)
      • フルHD(30fps)対応でより高精細で滑らかな映像(2016年)
    2. 会議だけでなく、講義でも使えるように工夫
      • 音声の回り込みに対処
      • カメラ等の複数配置等
      • 利用の中心は複数大学で構成される連合農学研究科の講義など
    3. 誰からも使いやすいシステムを目指す
      • システムの自動化やタッチパネルの採用
    4. 他システムとの接続性の確保
      • コーデック等は業界標準で他メーカーとの互換性確保
      • 地域連携、国際交流などで利用
    5. 保守、運用費の低減
    6. モバイル環境の融合(2016年〜)

遠隔講義システム導入大学(2014年現在)

利用の拡大

 2009年に2月にシステムの運用を開始してから、他のテレビ会議システムとの連携はもちろんのこと、近くの教室を結んで仮想的な大教室を作成する利用も行われています。特に東京農工大学近地遠隔講義システムでは、オープンキャンパス、新入生オリエンテーションや講演会などで一時的に多くの人員を収容しなくてはならない際に、近隣の教室をこのシステムで接続することで仮想的な大きな教室を作り出すのに利用されています。

利用例
  • 全ての連合農学研究科を接続(18国立大学) 総合農学概論 年に2回(各3日)の集中講義
  • 各連合農学研究科内の講義、ゼミ、面接、会議等
  • 共同獣医学科(岩手大学、東京農工大学)、連合獣医学研究科講義
  • 講演会、オープンキャンパス、オリエンテーション等
  • その他、地域交流、国際交流などで多数利用
2009年のオープニングイベント(全18国立大学を結んで行われた)



History
2009年 多地点制御遠隔講義システム(全国連合農学研究科、東京農工大学)
2010年 近地遠隔講義システム(東京農工大学)
  以後、共同獣医、連合獣医学研究科等の他領域での利用拡大、大小の拠点合わせ46拠点に。
2016年 多地点制御遠隔講義システムの初期拠点更新(全国連合農学研究科、東京農工大学)、モバイル環境の融合