概要 本システムは、多くの大学を結び、双方向・リアルタイムの遠隔講義を行うために東京農工大学が主導し、2009年2月に全国18国立大学法人23拠点に導入されました。 今後の教育、研究活動を考え、高精細な映像、品質の高い音声での通信ができ、資料等も高品位で扱えるように、HD(HighDefinition)を2画面以上を同時に伝送できる仕組みを整えているものでした。また、複数の大学を同時に結ぶため、本学(東京農工大学)には、HD多地点対応の多地点制御装置(MCU)を導入しました。 システムの特徴としては、省力化のため、予約システムと連動してシステムが起動、終了する仕組みを取り入れており、あらかじめ予約を入れておけば自動的に各拠点の接続まで完了し、利用者は部屋へ行くだけですぐに遠隔講義が始められる点があります。これにより、機器操作をほとんど覚える必要が無く、活発に利用されています。このシステムに連結する拠点も拡大しており、現在約45拠点となりました。 2016年2月には、第一世代システムの機器老朽化・保守切れに伴うシステム機器の更新を実施しました。この更新では、さらに高品質な映像の送受信が可能となり、加えてモバイル環境からの接続をこれまでの遠隔講義室環境と融合しました。予約システムもこれらに対応するものとなりました。 2021年3月には、第三世代システムの稼働開始を予定しております。
|
|